再生の日 2007/08/06_Mon_16:48

数年前に検診でひっかかってから、半年に一度癌検診を受けている。
今日が検診結果のわかる日。
毎回、嫌な気分でその瞬間を待つのだが、さすがに何年も続いているので、心穏やかに過ごせるようになった。
どうせ、結果がわかってからのこと。
わかる前に不安になったり悩んだりしてもしょーがない。

が、頭では割り切っていても、いざ「鷹宮さーん」（もちろん、そんな本名ではない）と呼ばれると、ドキッとして
「は、はーい」と、妙に裏返った声で、ぎくしゃくしながら診察室の扉をくぐったりするのである。
結局、なんら心の準備ができていない私なのであるが……。

検査の結果がなんでもないと、ああ、また半年、神様から時間をもらったなーと思ってしまう。
もちろん、そんな大げさなことじゃないし、本当に深刻な病気の人からみたら「ふざけんな」だとは思うし、明日、事故死する可能性だってあると思う(笑)

でも、なんだか、この半年の検査のたびに、自分は再生した気分になるのである。
あと半年、神様からがんばれと時間をもらったような。
育児も仕事も、それから小説も、生きてる間に、元気なうちに、やれるだけやれといわれているような気がするのです。


というわけで、再生した私(笑)
心機一転、がんばります。

今回のお話……多分、あんま、反応ないと思ってたんですけど、思いのほか、感想等いただけて大変嬉しいです。
ありがとうございました。