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日々感じたことなど気ままに書き綴っています。
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みなさんの悲鳴が心地いい……

こんにちは。
ドS鷹宮です。



さて、私が今まで観た映画で、何が最高かといいますと、これはもう、死ぬまで、そしてこの先どんな名作を観ようと、決して揺るぐことない回答なのですが、

「里見八犬伝」です。
真田広之さんと薬師丸ひろ子さんの。

観た時期が、最もロマンスに多感な中学生だったというのもあるのでしょう。
当時の小遣いを使いはたして映画館に足を運ぶこと六回、その年のお年玉でビデオを買って、見なおすこと、すでに百回以上です。

命をかけた恋とアクション。
最高のエンディング。

何度も夢にみるまで静姫になりたいと思いました(笑)
当然真田広之は、彼が結婚するまで(笑)、私のプリンス。
そして、里見八犬伝は、故山田風太郎先生の作品と並んで、私の創作の原点でもあります。いや、もうバイブルみたいなものです。
私が望む形の、最高の物語の典型がそこにあります。

で、ここで本題でございますが。
「隠し砦の三悪人」
みてまいりました。ヒゲジュン……(そんなにへんでもなかったけど、ない方が絶対よかった)
黒沢明さんのリメイクだということで、原作を見られた方には、ご不評のようでございました。ヤフーのレビューを見る限り。
私は、原作を観たのですが、途中で寝たクチ。
だから、ある意味、原作よりは面白いんだろうと思ってました。

が、観ている内に、これは黒沢のリメイクではなく、「里見八犬伝」のリメイクなんじゃないだろうか……
と、思ってしまいました。
まぁ、いろんな場面で、彷彿とさせてくれます。
国を滅ぼされ、同盟国を頼って逃げる男装の姫、それを守る武士、姫に恋する荒々しい野武士、最後の洞窟?っぽいところからの脱出アクション。
もしかすると、「里見」が、「隠し」をスンスパイアしていたのかも……と思ってしまいました。前述のとおり原作をまともに観てないので、なんとも言えないですけども。
まぁ、創作とは、そもそもインスパイアから発生するものですから、それもヨシ。どの時点であれ、感動させてくれればそれでよいです。
と、思って、むしろ、私が中学時代、焦がれるほど恋した真田広之演じた(役に近い)役を、愛する松潤が演じるということで、ドキドキしながら、最後まで観たのでありました。

結論を言いますと、「惜しい」映画でございました。
ここまで面白い要素をつめこみながら、終わった時「えー????」でした。
終わりだけでなく、主人公たちが、危機を脱出するあらゆる場面で「えー????」でした。
ここまで危機に追い込みながら、そこから脱出する方法があまりに陳腐、ご都合主義でさえない、いってみれば、はしょりっぱなし。時間がなかったのか、頭が回らなかったのか、この程度でいいと思ったのか。
どんでんにつぐどんでんといいますか、何度も生き返る13日の金曜日的な、もう少し、エンターテイメント的なびっくりサービスがあってもよいかと思いました。
恋に関しても中途半端。
薬師丸ひろ子を、死ぬほどうらやましいと思った私ですが、長澤まさみさんには、そこまで思うことができませんでした。

残念!!

本当に残念な映画でした。
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